天は人の上に人を作らず!?
こんにちは、またよしです。
子供が生まれてから忙しい日だったので、今日は息抜きに散髪に行ってきました。髪の毛を切りすぎて寒さが身にしみます。。
そんな今日は先日の勉強関連の話に引き続き、勉強のことについて記したいと思います。
福澤諭吉「学問のすすめ」
いきなり、すごい昔の方の話ですが、福澤諭吉の「学問のすすめ」を読んでいて、気になったことを述べたいと思います。
そもそも、この方については有名な言葉があります。
「天は人の上に人を作らず、天は人の下に人を作らず」
これは小学校?の社会や歴史でも習ったことがある方も多いのではないでしょうか。
福澤諭吉とは?
さて、こちらの言葉は、この福澤諭吉著の「学問のすすめ」の始まりの文言になります。
というより、この文言しか知らないという方の方がほとんどだと思います。社会、歴史を習う限りでは、ほとんどこの冒頭の文だけが出ているだけです。
よって、この文面だけを読み取ると、
みんな生まれたときは平等だ!
ということは言いたいこととして伝わってきます。
、、、が!実はこの文言の後には意外と厳しいというか現実を突きつけるようなことを、この福澤諭吉はおっしゃっています。
ちなみに福澤諭吉は、この人の著書を読むと分かるのですが、かなり破天荒な人生を人柄を持った方です。こういうのも気が引けますが結構口悪く人を叱ったり、世の中を批判したりしています。
その中でも「学問のすすめ」のこの冒頭の文は、かなり福澤諭吉を綺麗な存在にしているような気がします 笑
でもこの人は、今の日本の根幹を作った人であり、語学、法律、経済、医学など様々な分野を学んで世の中に発信し、日本の政治や経済にも影響を与えていた人物でした。
東京にある慶應義塾大学の創始者であり、著名人を輩出していることでも知られています。
そんな人物が、学問、勉強は大切ですよ、と説いた本が「学問のすすめ」
今読んでみても、勉強についての大切さが身にしみるような内容になっています。正直これを150年前に書いたとは思えないような本なのです。
冒頭の文の続き
そして、冒頭の言葉も大切ではあるのですが、これだけでは、なんかいいこと言ってるな福澤諭吉、というところだけしか分かりません。
実はこの文の後には、結構厳しいことが書いてあります。
要約すると、、、
- 人は生まれた時は平等(これは冒頭の文の意味です。)
- でも人の世には不平等があります
- それは、勉強した人と勉強しない人で差が生まれます。
- 勉強しなかった人は肉体労働を主とする仕事にしかつけず、勉強した人は高官(政府の役人)など重要な仕事を任せられる人になります。
と言った内容を、あの冒頭の文の後に書いています。
なので、勉強は惜しまずに取り組み、知識を豊富に付けて将来日本を支える人たちが増えることを願った内容となっています。
この時代からも福澤諭吉は、勉強は大事だよと言っており、その知識が将来の日本を支えるとも言っています。
この意思を受け継いだ人たちによって今の日本があるのです。
もし学ぶ人がいなければ、今の日本は、アメリカや、欧州の国に侵略されてしまい、日本という国はなかったかもしれません。
大げさのように聞こえますが、実際そういう膨大な知識から、海外の大国と交渉をして日本の立場を守ってこれたのです。(と言ってもまだ不平等な条件は今も残ったままですが、、)
最後に
知識の違いにより、職の差がつく、ということは一概には言えません。しかし、どの場面でも知識というのは、決して無駄にはなりません。
人生に行き詰まった時にも、人に何かを伝える時にも、勉強したことは全てを支えてくれる土台になると私は考えます。
何より、自分の子供が幸せになってくれることが一番だと思うので、その道を切り開いていく力をつける、という意味でも勉強というのは大切だと感じます。
というわけで勉強の大切さの話でした。また思いつきましたらここに記していきたいと思います。
それでは。
もし詳細を知りたい方は下記「学問のすすめ」をお読みいただければと思います。